BULBULAとは、エチオピアの小さな町の名前。
ベルギー人フォトグラファー、クエンティン・デ・ブリエ(Quentin de Briey)と、モロッコ人フォトグラファー、アシュラフ・イッサーミー(Achraf Issami)による作品集。本作は、2020年の冬に二人が仕事のためエチオピアに滞在した際に出会った小さな町、ブルブラを再訪し撮影した写真。
ブルブラは、エチオピアの首都アディスアベバから約200km南下した場所に位置する。橋が村の中心に架かり、ブルブラの大きく異なる2つの場所をこの橋が分け、同時にコミュニティの核としても機能している。ここに住む者はみな毎日、通勤、通学、あるいは地元の市場へ向かう道中で橋を渡る。ある者は徒歩で、ある者はトゥクトゥクで、またある者は動物の背中に乗って通る。川辺で立ち止まり、気分転換にそのひとときを楽しむ者もいる。果物、鶏、道具、台所用品など、買ったものを運ぶ者も多い。その品々はいつも驚くようなスタイルや色で飾られている。毎週水曜日には、橋を下った川のほとりで家畜市場が開かれ、周辺の村々から人々が吸い寄せられるように集まってくる。ほとんどの人にとってブルブラという場所は、アワッサへ南下する途中、あるいはアディスへ北上する途中に通り過ぎる小さな町にすぎない。しかし、このエチオピアの田舎町が放つ何気ない日常の美しさは、帰国後もずっと二人の心に残り、また訪れたいという思いが消えることはなかった。そして滞在から5年の歳月が経ち、共に再びブルブラへと向かったのである。
[condition] New
[Artist] Quentin de Briey, Achraf Issami
[Publisher] YVON LAMBERT
[size] 290 x 400 mm 80 p
[Published] 2025