イギリスの写真家ジェム・サウザムが、2023年12月のある午後、サマセット州の湿地保護区ハム・ウォールで撮影した写真集。
冬の夕暮れ、ねぐらへ戻るムクドリの群れ。薄い霧に包まれた水辺と灰色の空を背景に、無数の鳥たちが次第に集まり、複雑な形を描きながら飛び交う。やがて日が沈み、鳥たちは姿を消し、再び静けさが訪れる。
長い年月をかけて同じ場所を撮影してきたサウザムが、わずか一日の午後の出来事を捉えた作品。劇的な瞬間だけでなく、その前後に流れる静かな時間も丁寧に描かれている。
自然作家マーク・コッカー(Mark Cocker)による、ムクドリの生態や歴史、人間との関係をめぐるエッセイを収録。
サウザム自身が立ち上げた出版レーベル「Raft」の第1作。
ジェム・サウザム(Jem Southam、1950–)
イギリス・ブリストル生まれの写真家。イングランド南西部を主な活動拠点とし、風景と時間の関係を探求してきた。
大型カメラを用い、同じ場所に数か月、時には数年にわたって繰り返し足を運び、季節の移ろいや地形の変化、人間の営みが風景に残した痕跡を丹念に記録する。
代表作に『The Red River』『The Pond at Upton Pyne』『The Shape of Time』など。イギリスを代表する風景写真家のひとり。
[Condition] New / 新品
[Photographer] Jem Southam
[Text] Jem Southam, Mark Cocker
[Publisher] Raft
[Photographed] 2023
[Published] 2025
[Format] ソフトカバー
[Pages] 64 pages
[Size] 約 330 × 280 mm
[Language] English
[ISBN] 9781068386749