北海道東部の海岸に残る、戦時中につくられた戦争遺構・トーチカ。
写真家・美術作家の守屋友樹はその内部を暗くし、銃眼から差し込む光によって、外の風景を壁面に投影します。
かつて敵を見るために開けられた穴は、巨大なカメラ・オブスクラとなり、現在の海や空を映し出す。
本書には、その投影像や周囲の風景、壁面に像をなぞったドローイング、フィールドワークの記録を収録しています。
戦争の記憶と、目の前に現れる静かで美しい像。その両者の間にある居心地の悪さを引き受けながら、遠くで続く戦争を現在の風景へと接続する作品です。
2025年第41回「写真の町東川賞」特別作家賞受賞作。
[condition] New
[Artist] Yuki Moriya 守屋友樹
[Title] 潮騒の部屋
[Publisher] 喫水線
[size] 106 × 153 mm 128p
[Published] 2025
[ISBN] 978-4-9912632-4-8