写真家ホンマタカシによる、写真をめぐる思考や実験、ワークショップの記録。
スーザン・ソンタグの写真論や、認知心理学者ジェームズ・ギブソンとの対話を手がかりに、「seeing itself(見ることそのもの)」について考えていきます。
写真の二重性、その場所固有の「包囲光配列」、古い家屋の暗がりに開いた小さな穴、葛飾北斎が見ていたかもしれない上下反転した風景。興味深い考察が続きます。
「マンホールの下を流れる水には雲が映っている」という一節が特に印象的でした。
部屋全体をピンホールカメラに変え、建築そのものをカメラに見立てるプロジェクト、中平卓馬のマッチの擦り方の観察、ウィリアム・クラインを撮影したときのエピソード、お父様についての記憶など、稀有な写真家の思考や人生の一端に触れながら、「見る」という行為を改めて考えさせられる一冊です。
[condition] New
[Artist] Takashi Homma/ ホンマタカシ
[Publisher] torch press
[size]A5変型 168p
[Published] 2025年
[Language] Japanese