2026年に東京都写真美術館で開催された回顧展にあわせて刊行された、出光真子の作品集兼展覧会図録です。
出光真子は、日本の実験映画・ビデオアートの草創期から活動した重要な映像作家です。
1960年代のアメリカ滞在を経て制作を始め、1970年代以降、家庭、母と子、夫婦関係、女性に期待される社会的役割などを、自身の経験とフェミニズムの視点から作品にしてきました。
テレビやメロドラマの形式をあえて作品の中に持ち込み、「家庭の内部」を批評的に扱っているところが特徴です。
今回の本は初期のフィルム作品からビデオ、インスタレーションまでを年代順に収録し、出光本人へのインタビュー、共同制作者マイケル・ゴールドバーグへのインタビューに加え、斉藤綾子、笠原美智子、田坂博子、遠藤みゆきによる4本の論考を収録しています。
家庭というごく私的な場所から、社会やメディアの構造を見つめてきた出光真子の仕事を辿る一冊です。
[condition] New
[Artist] Mako Idemitsu 出光真子
[Title] おんなのさくひん――ある映像作家の自伝
[Publisher] HeHe
[size] A4変形判 152p
[Published] 2026
[ISBN] 978-4-908062-71-1